10日目:ユーザビリティ改善

ワークショップ

「ユーザビリティ」というのは、簡単に言うと「使いやすさ」のことです。例えば、

  • おもちゃが簡単に使えるか
  • ゲームが説明書を見なくても遊べるか
  • ウェブサイトが簡単に見たい情報を見つけられるか

ということです。

そして「改善」というのは、「もっと良くすること」です。だから、「ユーザビリティ改善」というのは、「もっと使いやすくすること」という意味になります。

例えば、

  • おもちゃのボタンが押しにくかったら、押しやすいように大きくする
  • ゲームの説明書が難しかったら、絵をたくさん使ってわかりやすくする
  • ウェブサイトの文字が小さかったら、大きくする

といったことが「ユーザビリティ改善」です。

もう少し詳しく説明するために、いくつか例を挙げてみますね。

例1:おもちゃのユーザビリティ改善

もし、組み立てるおもちゃの説明書が文章だけで、絵がなかったら、どうでしょうか?小学3年生には、ちょっと難しいかもしれませんね。そこで、説明書に絵をたくさん加えて、どの部品をどこにつけるのかが一目でわかるようにすれば、もっと簡単に組み立てられるようになります。これが「ユーザビリティ改善」です。

例2:ウェブサイトのユーザビリティ改善

もし、ウェブサイトで知りたい情報を見つけるために、たくさんのページを探さなければならなかったら、どうでしょうか?とても時間がかかってしまいますね。そこで、ウェブサイトのメニューをわかりやすく整理したり、検索する機能をつけて、すぐに見たい情報にたどり着けるようにすれば、もっと便利になります。これも「ユーザビリティ改善」です。

なぜユーザビリティ改善は大切なの?

物が使いやすくなると、みんながもっと楽しく、簡単に使えるからです。もし、おもちゃが難しくて遊べなかったり、ウェブサイトで情報を見つけるのに時間がかかったりしたら、がっかりしてしまいますよね。だから、ユーザビリティ改善は、みんながもっと快適に過ごせるようにするために、とても大切なことなのです。

まとめると、「ユーザビリティ改善」は「もっと使いやすくすること」で、みんなが物やサービスをもっと楽しく、簡単に使えるようにするための工夫のことです。

松岡 号介

松岡 号介

広告代理店、Web制作会社、マーケティング会社、システム会社などの業界でWebデザイン、UI/UXデザインを経験し、2022年にフリーランスへ転身しました。中でもUXデザインの分野に強く惹かれ、体系的な学習を開始しました。具体的には認知工学(認知心理学)、行動経済学、HCD、デザイン思考、デザインシステムなど、UXデザインの実践に関する関連知識を深め、資格も取得しました。UXデザインに惹かれたポイントは、ユーザーの行動や心理を科学的に分析でき、再現性高く、より良いユーザー体験を提供できる点にあります。この強みを活かし、UXデザインの実践と普及に貢献したいと考えています。

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松岡 号介

松岡 号介

UXデザインに取り組みたいと考えているものの、マインドセットや理論が不足し、実践に移せていないデザイナーやデザイン組織の方々を対象に、伴走型のUXデザイン支援を行っています。認知工学(認知心理学)、行動経済学、HCD、デザイン思考、デザインシステムなど、UXデザインの実践に不可欠な知識を深く習得し、関連資格も取得しています。これら専門知識を活かし、UXデザインをより深く、そして楽しく学ぶことができるよう、初心者の方にもわかりやすく解説することを得意としています。

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