ユーザー要求仕様・システム要求仕様・情報構造設計をもとに製品・システム・サービスをデザインでき、仕様あるいは実体として表現(視覚化)できる能力のこと
*デザイン対象となるものとしては、インタフェース、画面遷移、UIガイドライン、物理的な操作インターフェース、LED報知パターン、報知音、取扱説明書などがある
*仕様あるいは実体として表現(視覚化)できる点にとどまらず、その表現(視覚化)を適切にプレゼンテーション・資料化・改善案の提示できることも期待される
アウトプットの例:インタフェース仕様書、ワイヤーフレーム、UIガイドライン、デザインシステム、報知仕様書、取扱説明書、ハードウェアデザイン設計書
A10.デザイン仕様作成能力(基本コンピタンス)
みんなが使いやすいものを作るのが得意な人!
どんな能力?
みんなが「使いやすい!」と思えるような製品やシステムを作るために、色々なことを考えるのが得意な人の能力だよ!
どんなことをするの?
- まず、どんなものを作るか、詳しく決めるよ! これは「ユーザー要求仕様」「システム要求仕様」「情報構造設計」っていう難しい言葉で呼ばれているけど、簡単に言うと、「誰が」「どんな時に」「どんな風に使いたいのか」を詳しく決めることなんだ。 例えば、新しいゲームを作る時、「小学生が」「暇な時に」「楽しく遊べる」ゲームにしたい!って決めるようなものだよ。
- 次に、どんな見た目にするか、使い心地にするかを決めるよ! ボタンはどこに置く?色は?画面はどんな順番で変わる?説明書はどう書く?…などなど、みんなが「使いやすい!」と思えるように、色々なことを考えるんだ。
- 最後に、絵や図で分かりやすく説明するよ! 考えたことを、絵や図を使って分かりやすく説明することで、みんなが理解しやすくなるよね!
どんなものを作るの?
- ゲームの画面
- スマホのアプリ
- テレビのリモコン
- おもちゃの遊び方説明書
- 車のメーター
などなど、色々なものを作る時に、この能力が役立つんだ!
図で見てみよう!
能力 | 説明 | 例 |
---|---|---|
インタフェースのデザイン | 画面の見た目やボタンの配置などを考える | スマホのアプリの画面 |
画面遷移のデザイン | 画面がどんな順番で変わるのかを考える | ゲームのステージ選択画面 |
UIガイドラインの作成 | デザインのルールを決める | アプリの色使いやボタンの形 |
物理的な操作インターフェースのデザイン | リモコンやボタンなど、手で触って操作する部分の形や配置を考える | テレビのリモコン |
LED報知パターンのデザイン | 光で知らせる方法を考える | 洗濯機の動作状況を表示するランプ |
報知音のデザイン | 音で知らせる方法を考える | 電子レンジの「チン!」という音 |
取扱説明書の制作 | 分かりやすい説明書を作る | おもちゃの遊び方説明書 |
この能力があれば、みんなが「使いやすい!」「楽しい!」と思えるものを作れる、すごい人になれるね!