7日目:ユーザビリティテスト

ワークショップ

ユーザビリティテストってなあに?

ユーザビリティテストは、かんたんに言うと「もの(ウェブサイトやアプリ、ゲームなど)が使いやすいかどうかを調べるテスト」のことです。

たとえば、新しいゲームができたとします。そのゲームが本当に面白いか、操作が難しくないか、子どもたちがちゃんと遊べるか、などを実際に子どもたちに遊んでもらって調べるのが、ユーザビリティテストです。

どうやって調べるの?

色々な方法がありますが、よく使われるのはこんな方法です。

  • 実際に使ってもらう: テストする人に、ウェブサイトやアプリ、ゲームなどを実際に使ってもらいます。
  • 見たり聞いたりする: 使っている様子をよく見て、困っていることや考えていることを聞きます。「ここが難しいな」「こうすればもっと面白いのに」といった声を集めます。
  • ビデオに撮る: 使っている様子をビデオに撮っておくと、後でゆっくり見返すことができます。

なんのためにするの?

ユーザビリティテストをするのは、次のような理由があります。

  • 使いにくいところを見つける: 操作が難しかったり、説明がわかりにくかったりする部分を見つけて、改善します。
  • もっと使いやすくする: 誰でも簡単に使えるように、デザインや操作方法を工夫します。
  • みんなが楽しめるようにする: 子どもから大人まで、色々な人が楽しめるように改良します。

たとえば…

  • 新しいウェブサイトで、お目当てのページにたどり着くのが難しい場合、ユーザビリティテストで「ボタンの位置がわかりにくい」「メニューの言葉が難しい」といった問題点が見つかるかもしれません。
  • 新しいゲームで、操作方法が複雑で子どもたちがなかなかクリアできない場合、ユーザビリティテストで「説明が足りない」「操作ボタンが小さすぎる」といった問題点が見つかるかもしれません。

まとめ

ユーザビリティテストは、ものを作る人が、使う人の気持ちになって、より良いものを作るための大切なテストです。みんなが楽しく、快適に使えるように、工夫するためのヒントを見つけることができるのです。

松岡 号介

人はなぜその行動を選ぶのか?――そんな問いへの好奇心から、使いやすさだけでなく「選ばれる体験」をデザインしています。HCD-Net認定人間中心設計専門家/行動経済学1級。感性と論理のあいだを行き来しながら、UIの美しさとUXの納得感を両立させる設計を心がけています。2025年4月からは慶應義塾大学通信課程で哲学・心理・社会を学び直し中。デザインと人間理解を深め、より本質的な価値提供を目指しています。

関連記事

特集記事

松岡 号介

人はなぜその行動を選ぶのか?――そんな問いへの好奇心から、使いやすさだけでなく「選ばれる体験」をデザインしています。HCD-Net認定人間中心設計専門家/行動経済学1級。感性と論理のあいだを行き来しながら、UIの美しさとUXの納得感を両立させる設計を心がけています。2025年4月からは慶應義塾大学通信課程で哲学・心理・社会を学び直し中。デザインと人間理解を深め、より本質的な価値提供を目指しています。

人気の記事
ワークショップ
  1. HCD-Net 認定人間中心設計専門家及びスペシャリスト認定試験【A7】

  2. HCD-Net 認定人間中心設計専門家及びスペシャリスト認定試験【C2】

  3. 8日目:A/Bテスト

  1. 15日目:UXデザインの未来

  2. 14日目:UXデザインにおけるAI

  3. 13日目:倫理的なUXデザイン

2025年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  
TOP
FAQ

FAQページ

用語集、デザイン手法、
おすすめツールまで、
あなたの疑問を解決するFAQ集

BOOK

おすすめ書籍

UXデザインの実務に携わる方や、
サービスの改善にUXデザインを
取り入れたいと考えている方に
おすすめの書籍です。

CLOSE
FAQ

FAQページ

用語集、デザイン手法、
おすすめツールまで、
あなたの疑問を解決するFAQ集

BOOK

おすすめ書籍

UXデザインの実務に携わる方や、
サービスの改善にUXデザインを
取り入れたいと考えている方に
おすすめの書籍です。