製品・システム・サービスの企画や開発の途中段階で、ユーザーの要求仕様や製品・システム・サービスの要求仕様を、設計案やデザイン案として提示するためのプロトタイプを作成できる能力のこと
*プロトタイプには、ペーパープロトタイプから詳細プロトタイプまであるが、単なる試作ではなく、各開発フェーズ・目的・作成期間に応じた、適切なプロトタイプの作成が期待される
*プロトタイプの作成にあたっては、主に、開発初期フェーズや検証フェーズで、短期間かつ迅速なラピットプロトタイピングを主導することが期待される
*作成されたプロトタイプを用いた評価によって得られた結果は、製品・システム・サービス要求仕様およびデザイン仕様に反映されることが期待される
アウトプットの例:コンセプトムービー、各種モックアップ、シミュレーション、アクティングアウト(製品やサービスを使用する場面の寸劇)
A11. プロトタイピング能力(基本コンピタンス)
みんなが「ほしい!」と思うものを作るために、色々な「おためし」を作ってみよう!
みんなが「ほしい!」と思うゲームやおもちゃ、アプリを作るのって、すごく難しいよね。
そこで、どんなゲームやおもちゃ、アプリがいいのか、みんなによくわかるように、色々な「おためし」を作ってみよう!
これが プロトタイプ だよ!
プロトタイプってどんなもの?
プロトタイプには、色々な種類があるんだ。
- 紙で作ったおためし: 紙に絵を描いたり、文字を書いたりして、どんなゲームにするか、どんなおもちゃにするか、どんなアプリにするか、簡単に作ってみることができるよ!
- もっとくわしいおためし: 本当に動くように作ったり、ボタンを押したらどうなるか試せるように作ったりすることもできるよ!
どんな時に作るの?
- ゲームやおもちゃ、アプリを作り始める時: みんながどんなものがほしいのか、どんなものが使いやすいか、プロトタイプを作って試してみることができるよ!
- ちゃんと動くか確かめる時: プロトタイプを使って、ゲームがうまく動くか、おもちゃが壊れないか、アプリが使いやすいのか、確かめることができるよ!
プロトタイプを作るとどうなるの?
- みんなが「ほしい!」と思うものを作ることができるよ!
- 間違いに早く気づくことができるから、時間とお金を節約できるよ!
プロトタイプの例
- ゲームの動画: まだゲームが完成していなくても、どんなゲームになるのか、動画で見せることができるよ!
- おもちゃの模型: 本物のおもちゃと同じ形だけど、まだ動かない模型を作ってみることができるよ!
- アプリの画面: アプリのボタンや画面を、紙やパソコンで作ってみることができるよ!
- お芝居: ゲームやおもちゃ、アプリを使っている様子を、お芝居で見せることができるよ!
このように、プロトタイプを作ることで、みんなが「ほしい!」と思う、素敵なゲームやおもちゃ、アプリを作ることができるんだ!
図
プロトタイプの例 | 説明 |
---|---|
コンセプトムービー | ゲームやアプリのイメージを動画にしたものだよ |
モックアップ | おもちゃやアプリの模型だよ |
シミュレーション | パソコンで、ゲームやアプリが動く様子を再現したものだよ |
アクティングアウト | ゲームやおもちゃ、アプリを使っている様子をお芝居で表現したものだよ |