12日目:アクセシビリティ

ワークショップ

「アクセシビリティ」というのは、「使いやすさ」とか「利用しやすさ」という意味の言葉です。もう少し詳しく言うと、「色々な人が、同じように物を使ったり、情報を受け取ったりできるようにすること」を意味します。

例えば、

  • 目が不自由な人でも、音声で情報を聞けるようにする
  • 耳が不自由な人でも、字幕で映像を見られるようにする
  • 体の不自由な人でも、車いすで建物に入れるようにする

これらは全部「アクセシビリティ」を高めるための工夫です。

他にも、

  • 文字を大きくして、見やすくする
  • 色々な色を使って、区別しやすくする
  • 簡単な言葉で説明して、分かりやすくする

といったことも「アクセシビリティ」に関係しています。

つまり、「アクセシビリティ」は、色々な人が、年齢や体の状態などに関係なく、同じように物事に参加できるようにするための大切な考え方なのです。みんなが使いやすく、暮らしやすいようにするための工夫、それが「アクセシビリティ」です。

さらに、例を挙げて説明しますね。

  • 階段とスロープ: 階段は足が丈夫な人は登りやすいですが、車いすの人や足が不自由な人は大変です。そこで、階段の横にスロープを作ると、色々な人が建物に入りやすくなります。これは「アクセシビリティ」を高める工夫です。
  • ウェブサイトの文字: ウェブサイトの文字が小さすぎると、目が悪い人は読むのが大変です。そこで、文字の大きさを変えられるようにすると、色々な人がウェブサイトを見やすくなります。これも「アクセシビリティ」を高める工夫です。
  • 絵本: 絵本に点字が付いていると、目が見えない人もお話を楽しめます。これも「アクセシビリティ」を高める工夫です。

このように、「アクセシビリティ」は、みんなが一緒に使えるようにするための工夫のことなのです。

松岡 号介

松岡 号介

広告代理店、Web制作会社、マーケティング会社、システム会社などの業界でWebデザイン、UI/UXデザインを経験し、2022年にフリーランスへ転身しました。中でもUXデザインの分野に強く惹かれ、体系的な学習を開始しました。具体的には認知工学(認知心理学)、行動経済学、HCD、デザイン思考、デザインシステムなど、UXデザインの実践に関する関連知識を深め、資格も取得しました。UXデザインに惹かれたポイントは、ユーザーの行動や心理を科学的に分析でき、再現性高く、より良いユーザー体験を提供できる点にあります。この強みを活かし、UXデザインの実践と普及に貢献したいと考えています。

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松岡 号介

松岡 号介

UXデザインに取り組みたいと考えているものの、マインドセットや理論が不足し、実践に移せていないデザイナーやデザイン組織の方々を対象に、伴走型のUXデザイン支援を行っています。認知工学(認知心理学)、行動経済学、HCD、デザイン思考、デザインシステムなど、UXデザインの実践に不可欠な知識を深く習得し、関連資格も取得しています。これら専門知識を活かし、UXデザインをより深く、そして楽しく学ぶことができるよう、初心者の方にもわかりやすく解説することを得意としています。

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