人間中心設計プロセス(HCDプロセス)の組織への導入やそれを実践する体制を構築する企画・計画が立案できる能力のこと
*HCDプロセスの導入にあたって関係者の同意を取り付けるための交渉力や、継続運用が可能な仕組みを構築できる能力も含める
*一つのプロジェクトへHCDプロセスを導入した事例は対象外
*複数のプロジェクトへHCDプロセスを導入し、結果としてプロセスが組織に導入された事例を対象とする
*マネジメントの立場から、組織のポリシー(理念・戦略・方針)に沿ったユーザビリティやユーザエクスペリエンスの目標を設定し、組織や部門に対して、HCDプロセスの全部あるいは一部を導入する計画を立案することが期待される
*HCDプロセスの実施にあたり、以下を行うことが期待される。
①導入の対象とする組織に合わせた実施体制の構築および適用する手技法を選択すること
②ガイドラインの策定、ドキュメントの整備、標準化、運用ルールの策定などを行うこと
アウトプットの例:HCDプロセスを社内(あるいは社外)の開発プロセスへ導入する稟議書、提案書
補足:社外の事例とは、自身がコンサルタントを行い、相対する組織にHCDプロセスが導入された場合や、ガイドラインが策定された場合などを想定
C1. HCD適用・導入設計能力(導入推進コンピタンス)
みんなが使いやすいものを作るための方法を会社に広めよう!
HCDってなんだろう?
HCDって何か、小学生でもわかるように説明するね!
例えば、みんなが毎日使う「鉛筆」。
- 持ちにくい鉛筆:手が痛くなっちゃうし、字も書きにくいよね。
- 使いやすい鉛筆:持ちやすくて、字もきれいに書ける!
HCDっていうのは、「みんなが使いやすい鉛筆を作るための方法」みたいなものなんだ。
HCDを会社で使うには?
HCDを会社で使うには、どうすればいいんだろう?
- みんなにHCDを知ってもらう: HCDがどんなに良いものか、みんなに説明して、使ってみようって気持ちになってもらうことが大切だよ。
- HCDを使うための計画を作る:
- いつからHCDを使うか?
- どんなふうにHCDを使うか?
- HCDを使うために、どんなルールを作るか? などを、きちんと計画する必要があるんだ。
- HCDを会社で使いやすくする: 会社でHCDを使いやすくするために、
- HCDの使い方をまとめたガイドブックを作る
- HCDで作ったものを分かりやすく整理する
- みんなが同じようにHCDを使えるようにルールを作る などの工夫をすることも大切だよ。
会社でHCDを使うと、どんな良いことがあるの?
会社でHCDを使うと、
- みんなが使いやすい製品やサービスを作ることができる
- 会社がもっと良くなる
など、たくさんの良いことがあるんだ!
図で見てみよう!
ステップ | 説明 |
---|---|
1. みんなにHCDを知ってもらう | HCDの良いところを説明して、使ってみようって気持ちになってもらう |
2. HCDを使うための計画を作る | いつから?どんなふうに?どんなルール?などを計画する |
3. HCDを会社で使いやすくする | ガイドブックを作ったり、ルールを作ったりして、HCDを使いやすくする |
まとめ
HCDを会社に広めることは、みんなが使いやすいものを作るために、とても大切なことなんだ。
HCDを会社に広めることで、みんなが笑顔になれる製品やサービスを、たくさん作ろう!