9日目:ヒューリスティック評価

ワークショップ

ヒューリスティック評価って何?

ヒューリスティック評価は、簡単に言うと「ものすごく詳しい人が、経験をもとに、ウェブサイトやアプリ、ゲームなどが使いやすいかどうかをチェックする方法」です。

例えば、お店でおもちゃを選ぶとき、おもちゃ屋さんのベテランのおじいちゃんが「これは小さい子には危ないかもしれないね」「これは説明がわかりにくいから、お父さんお母さんが困るかもしれないね」と教えてくれることがありますよね。それと似ています。

どうやってチェックするの?

チェックする人は、たくさんの経験から「こうすれば使いやすい」「こうすると使いにくい」というルール(これを「ヒューリスティック」と言います)を知っています。そのルールを使って、ウェブサイトやアプリなどを一つ一つ見ていくのです。

例えば、こんなルールがあります。

  • わかりやすい言葉を使っているか?(難しい言葉ばかりだと、意味がわからなくて困りますよね)
  • 迷子にならないように、道案内がしっかりしているか?(お店で言うと、案内図がわかりやすいか、ということです)
  • 間違いを起こしにくいか?(間違えてボタンを押してしまったり、変なところに行ってしまったりしないか、ということです)

このようなルールに照らし合わせて、「ここは良いね」「ここはちょっとわかりにくいね」とチェックしていくのが、ヒューリスティック評価です。

何の役に立つの?

ヒューリスティック評価をすることで、ウェブサイトやアプリなどがもっと使いやすくなります。使いやすくなると、みんなが楽しく使えるようになりますよね。だから、とても大切な評価方法なのです。

まとめ

ヒューリスティック評価は、経験豊富な人がルールを使って、ウェブサイトやアプリなどが使いやすいかどうかをチェックする方法です。みんなが楽しく使えるようにするための、大切な方法なのですね。

松岡 号介

松岡 号介

広告代理店、Web制作会社、マーケティング会社、システム会社などの業界でWebデザイン、UI/UXデザインを経験し、2022年にフリーランスへ転身しました。中でもUXデザインの分野に強く惹かれ、体系的な学習を開始しました。具体的には認知工学(認知心理学)、行動経済学、HCD、デザイン思考、デザインシステムなど、UXデザインの実践に関する関連知識を深め、資格も取得しました。UXデザインに惹かれたポイントは、ユーザーの行動や心理を科学的に分析でき、再現性高く、より良いユーザー体験を提供できる点にあります。この強みを活かし、UXデザインの実践と普及に貢献したいと考えています。

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松岡 号介

松岡 号介

UXデザインに取り組みたいと考えているものの、マインドセットや理論が不足し、実践に移せていないデザイナーやデザイン組織の方々を対象に、伴走型のUXデザイン支援を行っています。認知工学(認知心理学)、行動経済学、HCD、デザイン思考、デザインシステムなど、UXデザインの実践に不可欠な知識を深く習得し、関連資格も取得しています。これら専門知識を活かし、UXデザインをより深く、そして楽しく学ぶことができるよう、初心者の方にもわかりやすく解説することを得意としています。

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