HCD-Net 認定人間中心設計専門家及びスペシャリスト認定試験【A1】

HCD-Net認定試験

HCDプロジェクトそのものの企画提案ではなく、プロジェクトの中で調査、評価のプロセスを取り入れるための計画や、企画提案を実施したことが対象となる
*実施するプロジェクトについて、HCDの観点から課題を適切に掴み、プロジェクトのゴールや目的に応じてHCDに関する適切な調査・評価の計画を立案し、それらの具体的な実施内容を設計できる(評価/調査仕様を作成できる)ことが期待される
*プロジェクトの対象領域に関わる文化的な背景や知識などの情報を把握し、調査・評価すべき事項を判断・選択した上で、プロジェクトの進行に合わせてHCDに関わる調査・評価活動を計画することが求められる。また、個別の調査・評価活動の設計のみならず、プロジェクト全体で必要となる調査・評価活動の実施計画を作成することが期待される

アウトプットの例:以下を記述した調査・評価の企画書、提案書など
・調査・評価の目的
・実施内容
・用いる手法の特徴やそれを選んだ理由の説明
・プロジェクト全体におけるHCDプロセスの位置づけ
・調査・評価結果をどのように活用するか

A1. 調査・評価設計能力 (基本コンピタンス)

みんなが「これ、すごい!」って思うものを作るには、どうしたらいいかな?

例えば、新しいゲームを作る時、どんなゲームだったらみんなが喜んでくれるか、どうやってわかるだろう?

実は、みんなに喜んでもらうためには、調査・評価設計能力がとても大切なんだ!

調査・評価設計能力ってどんな力?

「調査・評価設計能力」っていうのは、みんなが本当に欲しいものを知るための、名探偵みたいな力のことだよ!

新しいゲームを作る前に、

  • みんなはどんなゲームで遊んでいるのかな?
  • どんなゲームが好きなのかな?
  • どんなゲームがあったら嬉しいかな?

ってことを、ちゃんと調べて、みんなが喜んでくれるか確かめる力なんだ。

企画と調査・評価設計能力の違い

ここで、ちょっと注意!

ゲームを作ることを企画っていうんだけど、「調査・評価設計能力」は企画とはちょっと違うんだ。

企画は、どんなゲームを作るかを決めること。

「調査・評価設計能力」は、みんなが喜んでくれるゲームを作るために、どんなことを調べたらいいか、どうやって確かめたらいいかを考える力なんだ。

調査・評価設計能力でどんなことができるの?

「調査・評価設計能力」があると、こんなことができるようになるよ!

  1. みんなのことをよく知ることができる! みんながどんなものが好きか、どんなことに困っているかを、ちゃんと調べることができる。
  2. 本当に喜んでもらえるものが作れる! みんなが「これ、すごい!」って思うものを作るために、どんな調査や評価をしたらいいか、計画を立てることができる。
  3. みんなが使いやすいものが作れる! 作ったものが、みんなにとって使いやすいものかどうか、確かめることができる。

調査・評価設計能力をもっと詳しく知ろう!

「調査・評価設計能力」を使うには、どんなことをしたらいいのかな?

例えば、新しいゲームを作る時、

  1. 目的を決める 「どんなゲームだったら、みんな喜んでくれるかな?」ということを、はっきりさせる。
  2. 調査・評価の内容を決める みんなにアンケートを取ったり、実際にゲームを遊んでもらったりする。
  3. 方法を決める アンケートはどうやって作る?ゲームを遊んでもらう時は、どんなことに気をつけたらいい?
  4. 計画を立てる いつ、どこで、どうやって調査や評価をするか、計画を立てる。
  5. 結果をまとめる 調査や評価の結果を、わかりやすくまとめる。

まとめ

「調査・評価設計能力」は、みんなが喜んでくれるものを作るために、とても大切な力なんだ!

みんなも、この力を身につけて、みんなのためのものを作る名人になろう!

ステップ説明
目的を決めるなぜ調査・評価をするのかはっきりさせるみんながどんなゲームで遊んでいるか知りたい!
内容を決めるどんな調査・評価をするか決めるみんなにアンケートをとる!
方法を決めるどんな方法で調査・評価をするか決めるアンケートはどうやって作ろうかな?
計画を立てるいつ、どこで、どうやって調査・評価をするか決める学校でアンケートを配ろう!
結果をまとめる調査・評価の結果をわかりやすくまとめるアンケートの結果をグラフにしよう!
松岡 号介

松岡 号介

広告代理店、Web制作会社、マーケティング会社、システム会社などの業界でWebデザイン、UI/UXデザインを経験し、2022年にフリーランスへ転身しました。中でもUXデザインの分野に強く惹かれ、体系的な学習を開始しました。具体的には認知工学(認知心理学)、行動経済学、HCD、デザイン思考、デザインシステムなど、UXデザインの実践に関する関連知識を深め、資格も取得しました。UXデザインに惹かれたポイントは、ユーザーの行動や心理を科学的に分析でき、再現性高く、より良いユーザー体験を提供できる点にあります。この強みを活かし、UXデザインの実践と普及に貢献したいと考えています。

関連記事

特集記事

松岡 号介

松岡 号介

UXデザインに取り組みたいと考えているものの、マインドセットや理論が不足し、実践に移せていないデザイナーやデザイン組織の方々を対象に、伴走型のUXデザイン支援を行っています。認知工学(認知心理学)、行動経済学、HCD、デザイン思考、デザインシステムなど、UXデザインの実践に不可欠な知識を深く習得し、関連資格も取得しています。これら専門知識を活かし、UXデザインをより深く、そして楽しく学ぶことができるよう、初心者の方にもわかりやすく解説することを得意としています。

人気の記事
ワークショップ
  1. 6日目:ローファイプロトタイピング

  2. 「より良い世界のためのデザインー意味、持続可能性、人間性中心」

  3. ユーザビリティとは?

  1. 15日目:UXデザインの未来

  2. 14日目:UXデザインにおけるAI

  3. 13日目:倫理的なUXデザイン

2025年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
TOP

FAQ

FAQページ

用語集、デザイン手法、
おすすめツールまで、
あなたの疑問を解決するFAQ集

BOOK

おすすめ書籍

UXデザインの実務に携わる方や、
サービスの改善にUXデザインを
取り入れたいと考えている方に
おすすめの書籍です。

CLOSE

FAQ

FAQページ

用語集、デザイン手法、
おすすめツールまで、
あなたの疑問を解決するFAQ集

BOOK

おすすめ書籍

UXデザインの実務に携わる方や、
サービスの改善にUXデザインを
取り入れたいと考えている方に
おすすめの書籍です。